小海町高原美術館では、アメリカのアーティスト5名と日本のアーティスト1名が小海町に滞在し制作を行う展覧会「生生流転 In Flux」を開催します。
各アーティストは異なる方法で、プラスチック廃棄物や産業の副産物、有害鳥獣として駆除された動物など変化しながら循環する非芸術的とも見なされる素材を使用し、社会の様々な問題や個人の歴史を背景に素材を再解釈し、私たちが日常のなかにある美しさやモノの非凡な性質に気づくための空間を作り出します。世の中の全てのものは常に移り変わり、いつまでも変化しつづけ永遠に生きることを意味する「生生流転」(せいせいるてん)は各アーティストに通底する制作態度といえます。作品は記憶や物語を内包し、その基本的な信念や欲求に共感することで私たちは変化しつづける環境やモノとの関係を再考し生きることとは何かを考えるよう促されるでしょう。
(※6月9日(月)から7月4日(金)は展示入れ替えと滞在制作のため、休館となります。)
7月5日(土)13:30 オープニング・レセプション&アーティスト・トーク