展覧会

開催予定の展覧会

  • 生生流転 In Flux 〜アメリカと日本のアーティストの滞在制作による現代美術展〜

    2025年7月2日(土)〜9月7日(日)

    小海町高原美術館では、アメリカのアーティスト5名と日本のアーティスト1名が小海町に滞在し制作を行う展覧会「生生流転 In Flux」を開催します。
    各アーティストは異なる方法で、プラスチック廃棄物や産業の副産物、有害鳥獣として駆除された動物など変化しながら循環する非芸術的とも見なされる素材を使用し、社会の様々な問題や個人の歴史を背景に素材を再解釈し、私たちが日常のなかにある美しさやモノの非凡な性質に気づくための空間を作り出します。世の中の全てのものは常に移り変わり、いつまでも変化しつづけ永遠に生きることを意味する「生生流転」(せいせいるてん)は各アーティストに通底する制作態度といえます。作品は記憶や物語を内包し、その基本的な信念や欲求に共感することで私たちは変化しつづける環境やモノとの関係を再考し生きることとは何かを考えるよう促されるでしょう。

    (※6月9日(月)から7月4日(金)は展示入れ替えと滞在制作のため、休館となります。)

    7月5日(土)13:30 オープニング・レセプション&アーティスト・トーク

  • シンビズム6 信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たち

    2025年9月20日(土)〜11月16日(日)

    シンビズムは、2016年度より長野県芸術監督の本江邦夫氏のもと、県内美術館などの学芸員が所属を超えて交流し、同じ立場で協議しながら信州ゆかりの出品作家を選定、これまでに第1回~第5回展まで計18会場にて全76名の作家を紹介してきました。その活動は全国でも稀有な取り組みとして注目を集めています。
    今展では、「地域と美術」をテーマにグループショウと学校連携プログラムの2部構成により、会場エリアの特性に合わせた個別テーマを設定し、テーマ毎にふさわしい作家を選抜いたします。来場者をはじめ多くの皆様とともに改めてシンビズムの意義や長野県の現代美術を考える機会とするものです。
    また、シンビズムは、令和5(2023)年度から県の「アートを活用した学び推進事業」のなかで学校での対話鑑賞の普及を目的として教員向けワークショップの実施やモデル校へのファシリテーター(学芸員)派遣を進めています。
    ご来場の皆様とともに改めてシンビズムの意義や長野県の現代美術を考える機会にできればと思います。本事業の継続的な実施により県民の芸術鑑賞機会の拡大を図り、現代作家への全県的支援の拡充や、学芸員の意識共有と資質の向上、県内美術館・博物館のネットワーク化の促進、多様な人々が関われる環境整備、県全体の美術振興につなげていくことを目指しています。

    *展覧会名の「シンビズム」は「信州の美術の主義」の造語で、新しい美術、真の美術、親しい美術等の意味を含んでいます。

    展覧会特設公式サイト

  • ザワメキアート展

    2025年11月29日(土)〜12月22日(月)

過去の展覧会

  • 井上直久展 イバラードへの旅

    2025年4月5日(土)〜6月8日(日)

    かつて宮沢賢治が岩手県を「イーハトーブ」と呼び、その長閑な故郷の風土を自身のユニークな心象風景、物語と重ね合わせることで理想郷を作り出したように、井上直久は自身が住む大阪府茨木市を「イバラード」と呼び、その独特な世界観を […]

  • この世界のむこう:パラレル・ワールド

    2024年10月19日(土)〜12月23日(月)

    私たちが生きるこの世界は唯一の世界でしょうか。 平行世界と訳される「パラレル・ワールド parallel world」は、我々の生きる世界と同一の次元を持ちながら、並行して存在する別の世界を意味します。その世界は、個人的 […]

  • ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展 ー食べること、共に生きることー

    2024年6月15日(土)〜10月6日(日)

    ジャムやパンケーキ、りんごやコーヒー…ムーミンの物語には様々な食べものが登場します。そこには食を介して自然や仲間とつながる、ムーミンたちの姿が描かれています。 本展では、ムーミンの物語に登場する食に焦点をあて、ことばや挿 […]