弦田英太郎は、1920年(大正9年)東京に生まれ、42年東京美術学校(現・東京芸術大学)油絵科を卒業しました。藤島武二、ホドラーの弟子でスイス人のコンラッド・メイリ、有島生馬に師事し、48年一水会会員に推挙、50年日展特選、92年には、日展審査員となり、99年当館で「弦田英太郎展-京舞妓-」を開催しました。一水会常任委員、日展会員と活躍され、惜しまれつつ2014年に逝去されました。弦田は40年以上に渡って日本の伝統美の象徴、舞妓をモチーフとした油彩に取り組みました。日本画に多く見られる舞妓のモチーフを油彩画の技法を用い卓抜した描写力で光や重量感を表現しています。
コレクション
小海町高原美術館は小海町にゆかりの作家を中心にコレクションしています。その他、SPレコード、伊勢型紙など貴重な資料を多数収蔵しています。
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弦田英太郎(つるた えいたろう)
絵画 -
小林紀晴(こばやし きせい)
写真小林紀晴は、1968年長野県茅野市に生まれ、1988年東京工芸大学短期大学部写真科を卒業、新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスとしてアジアを多く旅をし、作品を制作しています。1997年「DAYS ASIA」で日本写真協会新人賞受賞、2000年12月から2002年1月までニューヨークに滞在、2012年に行った写真展「遠くから来た舟」が第22回林忠彦賞を受賞、現在、東京工芸大学教授として後進の指導にも力を注いでいます。また、昨年、写真を撮る行為の本質に迫った「メモワール 写真家・古屋誠一との二〇年」を著すなど、写真のみならず文章による表現を行っています。
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栗林孝之(くりばやし たかゆき)
グラフィック・デザイン -
岸田夏子(きしだ なつこ)
絵画岸田夏子は、1940年和歌山県に生まれ、1963年東京芸術大学絵画科油絵専攻(林武教室)卒業後、1965年に同大学院(脇田和教室)を修了。1984年東京銀座の資生堂ギャラリーから始まり、銀座・吉井画廊、日本橋高島屋美術画廊、日本橋三越本店美術特選画廊等での個展、2005年には日・EU市民交流年のイベントのひとつとしてベルギーにて個展等、国内外で作品を発表してきました。また、尾道白樺美術館、清春白樺美術館の館長を歴任し、文化振興に貢献しています。
洋画家・岸田劉生は祖父であり、母・麗子の幼い姿を描いた「麗子像」の模写を師の林武の助言ではじめ、劉生が描かなかった大人の麗子を描いています。また、1980年代半ばに出会った山梨県清春の桜を繰り返し描き、多くの大作を発表し、美術館等に収蔵されています。2011年の震災後、人々の深い悲しみと自然界の恐ろしさ、人間の欲望に向き合うなか、色彩を抑えた再生、生命力、宇宙の神秘をテーマとする作品が生まれます。 -
新井光風(あらい こうふう)
書 -
井出陽一郎(いで よういちろう)
絵画井出陽一郎は、上京し、太平洋画会研究所に学び、協会展に初入選、翌年設立された独立美術協会第1回展から入選を続け、中山巍に師事します。帰郷し、昭和電工小海工場に勤め、退職後、再び独立展に入選を重ねます。その後同志と佐久美術協会をつくり、長野県展にも入選を重ねます。労働者、静物、風景、女性像等の主題を様々な表現技法を用い油彩で表現しています。時に作家の強い情念をそこに見ることができます。
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髙田誠(たかだ まこと)
絵画 -
Bernard Thomas(ベルナール・トマ)
彫刻・写真・絵画 -
Dean Ramos(ディーン・ラモス)
彫刻・写真 -
Yoshimi Hayashi(ヨシミ・ハヤシ)
彫刻・ドローイング・ビデオアート