シンビズムは、2016年度より長野県芸術監督の本江邦夫氏のもと、県内美術館などの学芸員が所属を超えて交流し、同じ立場で協議しながら信州ゆかりの出品作家を選定、これまでに第1回~第5回展まで計18会場にて全76名の作家を紹介してきました。その活動は全国でも稀有な取り組みとして注目を集めています。
今展では、「地域と美術」をテーマにグループショウと学校連携プログラムの2部構成により、会場エリアの特性に合わせた個別テーマを設定し、テーマ毎にふさわしい作家を選抜いたします。来場者をはじめ多くの皆様とともに改めてシンビズムの意義や長野県の現代美術を考える機会とするものです。
また、シンビズムは、令和5(2023)年度から県の「アートを活用した学び推進事業」のなかで学校での対話鑑賞の普及を目的として教員向けワークショップの実施やモデル校へのファシリテーター(学芸員)派遣を進めています。
ご来場の皆様とともに改めてシンビズムの意義や長野県の現代美術を考える機会にできればと思います。本事業の継続的な実施により県民の芸術鑑賞機会の拡大を図り、現代作家への全県的支援の拡充や、学芸員の意識共有と資質の向上、県内美術館・博物館のネットワーク化の促進、多様な人々が関われる環境整備、県全体の美術振興につなげていくことを目指しています。
*展覧会名の「シンビズム」は「信州の美術の主義」の造語で、新しい美術、真の美術、親しい美術等の意味を含んでいます。