Atlas for our Future = 未来への世界地図 ハービー・山口写真展

小海町高原美術館では、令和元年がスタートして初めての展覧会で、写真家として50 周年を迎えるハービー・山口を取り上げます。
ハービー・山口は、1950 年、東京都に生まれ、大学卒業後の 1973 年にロンドンに渡り 10 年間を過ごします。 一時期、劇団に所属し役者をする一方、 撮影したミュージック・ シーンを中心とする生きたロンドンの写真が高く評価され、 帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けています。多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残し、 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、 「人 の心をポジティブにする 写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中です。 写真発表の傍ら、エッセイ執筆 や ラジオ DJ もこなし、 小海町 では、 2016 年より 3 年に渡りフォトフェスティバルで撮影講座や 講演を行い、町の文化振興に貢献しています。
本展では、ロンドンでの作品をはじめ、「代官山 17 番地」、「 二十歳 の憧憬」、「 HOPE 」、「 LAYERED (レイヤード)」、「時(とき)のアトラス」そして、小海町で撮影された作品 等 でハービー・山口の 50年の軌跡を辿ります。 また 、ハービー・山口のご子息で新進気鋭のフォトグファー、山口大輝の作品を合わせて 展示します。本展で 未来へ の希望を感じていただけたら幸いです。

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