弦田英太郎展 開館20周年記念コレクション展

小海町高原美術館では、開館20周年を記念し、「弦田英太郎展」を開催いたします。弦田英太郎は、1920年(大正9年)東京に生まれ、42年東京美術学校(現・東京芸術大学)油絵科を卒業しました。藤島武二、ホドラーの弟子でスイス人のコンラッド・メイリ、有島生馬に師事し、48年一水会会員に推挙、50年日展特選、92年には、日展審査員となり、99年当館で「弦田英太郎展-京舞妓-」を開催しました。一水会常任委員、日展会員と活躍され、惜しまれつつ2014年に逝去されました。本展では、2015年に当館に寄贈された大作全14点をご覧いただきます。弦田は40年以上に渡って日本の伝統美の象徴、舞妓をモチーフとした油彩に取り組みました。日本画に多く見られる舞妓のモチーフを油彩画の技法を用い卓抜した描写力で光や重量感を表現しています。弦田が言う「きらめくような若さ、生命の発散と、日本的エロティシスムと共に強烈な肉体の存在感」を感じていただけたら幸いです。

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