岸田夏子展 ー 生命・刻ソレハ夢 ー

岸田夏子は、1940年和歌山県に生まれ、1963年東京芸術大学絵画科油絵専攻(林武教室)卒業後、1965年に同大学院(脇田和教室)を修了。1984年東京銀座の資生堂ギャラリーから始まり、銀座・吉井画廊、日本橋高島屋美術画廊、日本橋三越本店美術特選画廊等での個展、2005年には日・EU市民交流年のイベントのひとつとしてベルギーにて個展等、国内外で作品を発表してきました。また、尾道白樺美術館、清春白樺美術館の館長を歴任し、文化振興に貢献しています。
洋画家・岸田劉生は祖父であり、母・麗子の幼い姿を描いた「麗子像」の模写を師の林武の助言ではじめ、劉生が描かなかった大人の麗子を描いています。また、1980年代半ばに出会った山梨県清春の桜を繰り返し描き、多くの大作を発表し、美術館等に収蔵されています。2011年の震災後、人々の深い悲しみと自然界の恐ろしさ、人間の欲望に向き合うなか、色彩を抑えた再生、生命力、宇宙の神秘をテーマとする作品が生まれます。
本展では、人物、風景、静物、桜そして、精神世界を表現し、探求した作品まで、岸田夏子の画業を代表作で振り返ります。

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