画業60周年 谷本清光展

小海町高原美術館では、小海町在住の画家、谷本清光の画業60周年を記念した展覧会を開催します。谷本清光は、1936年東京に生まれ、1962年東京学芸大学美術科を卒業、1988年小海町に「ギャラリー阿登久良」を開設しました。1957年日彫展(東京都美術館)出品から東京を中心に数々の個展、グループ展を開催し、1989年からは小海町でも発表を続けています。当館に寄贈された多くの作品は、2008年から5回に渡る所蔵作品展で紹介してきました。
星座を主題とした作品を描き続けている稀有な画家谷本清光は、「自然への畏敬の念 いのち育むみどり 世界の平和」を作品に込めていると語ります。美しい星空を望む豊かな自然に囲まれた小海町のアトリエで描かれる、丹念に塗り込められた深い宇宙空間に輝く星は、私たちに地球環境を再考する拡張した視野を与えてくれます。
本展では新作を含め、当館未発表の作品を中心に谷本の画業を辿ります。

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