佐久の風景と生命の輝き 長野県立美術館交流名品展

小海町高原美術館は眼前に八ヶ岳、遠くに浅間山を望む佐久地域の南部に位置します。高低の変化に富んだ地形、千曲川とそこに注ぐ清流、四季を通じた時に厳しい気候の変化、動植物の多様性は佐久を山紫水明の地とし、明治以降多くの作家が交流し、名作が生まれてきました。

共同開催となる長野県立美術館の前身の長野県信濃美術館では1966年の開館以来、郷土にゆかりのある芸術家たちの作品と、美しい信州の自然を描いた風景を中心に収集・公開してきました。半世紀以上にわたって培われた4,600点を超えるコレクションを引き継ぎつつ、本年4月には長野県立美術館として新築オープンし、新たな活動をはじめました。

本展では、同館のコレクションから佐久地域の風景と長野県にゆかりのある作家による人物表現を中心とした近代の名品から現代美術、工芸にいたるまで、地域ならではの多様な表現をご覧いただきます。

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